オープンソースのワークフローシステムとは?
オープンソースのワークフローシステムを導入する際には、ワークフローシステムのメリットだけでなくデメリットも把握した上で検討することが大切です。メリット・デメリットを理解し、ほかのオンプレミス版やクラウド版とも比較してみましょう。
オープンソースのワークフローシステムのメリット
オープンソースのワークフローシステムは、ソースコードが公開されており自由にカスタマイズできます。世界中でソースコードの改良が続けられていますが、そのメリットを紹介します。
無料で利用できるのでコスト削減
オープンソースとは、ソフトウェアのプログラムである「ソースコード」を無料で一般公開することです。世界中の誰でもが、ソフトウェアの改良や再配布を行うことができるのが特徴で、オープンソースのワークフローシステムは無料で利用できます。
クラウド版やオンプレミス版はコストがかかるのに対し、導入に費用がかからないため、コスト削減になります。ただしソースコードでの導入となるため、エンジニアは必要です。
自社にあわせたカスタマイズが可能
オープンソースのワークフローシステムは自由にソースコードを書き換えることができます。そのため自社に合わせてカスタマイズが自由にでき、自社運用にあわせた設計ができます。
導入後であっても、必要に応じてその都度書き換えられるため、機能を追加したり、削ったりすることも自由自在です。現場のニーズにすぐに対応でき、ワークフローも幅広く活用できるようになります。
定期的なアップデートがあり効率化が目指せる
オープンソースの最大の特徴は、世界中にソースコードをオープンにしているため、世界中のユーザーが改良を続けていることです。そのため定期的に最新の機能がアップデートされており、業務の効率化を目指すことができます。
また公開されているソースコードは、利用者の厳しいチェックを受けているため、不正なプログラムや不具合はすぐにわかり、見つかり次第すぐに修正されるため、信頼性も高いというメリットがあります。
オープンソースのワークフローシステムのデメリット
オープンソースのワークフローシステムは、無料で利用できる上に自由なカスタマイズができるメリットがあります。一方でソースコードの理解が必要です。オープンソースのデメリットを紹介します。
専門的なスキルが必要
オープンソースのワークフローシステムを導入するには、ソースコードを理解しておく必要があります。ソースとは、コンピュータにプログラムを実行させるために、プログラミング言語によって書かれたプログラムのことです。
オープンソースは無料で利用できる反面、ソースコードを理解できなければ導入やカスタマイズ、また導入後のアップデートなども難しいでしょう。
オープンソースのワークフローシステムを活用するには、エンジニアなど専門的なスキルが必要となります。
セキュリティ面で不安
オープンソースは世界中に公開されていますから、開発者は個人であることも多く、セキュリティが脆弱である可能性もあります。ワークフローが外部から攻撃される可能性を考慮していない場合には、その脆弱性を狙われることもあるため、サーバー側でセキュリティ対策をする必要があります。
またオープンソースにはそもそも特定の開発者がいないため、万が一トラブルがあった場合でも、オンプレミス版やクラウド版のように、開発元のサポートが受けられません。法的責任の追求もできないため、情報漏洩などが起こったとしても自己責任となってしまいます。
機能が不足している場合もある
オープンソースのワークフローシステムは、ソースコードを世界中の開発者が常に改良し続けています。すぐに新しい機能が追加されたり、不具合が解消されたりしますが、自社に必要な機能が不足している場合もあります。
オンプレミス版やクラウド版は、自社に必要な機能を選択して導入できますが、オープンソースの場合は公開されているソースコードしかありませんので、自社に合った機能があるオープンソースのワークフローシステムを選択しなければなりません。
機能の追加やカスタマイズはできるものの、ソースコードの知識とスキルが必要なので、エンジニアに頼ることになるでしょう。
まとめ
オープンソースのワークフローシステムは、無料で導入でき、カスタマイズも自由で定期的なアップデートもされるメリットがあります。ただし自社に必要な機能を充実させ、カスタマイズするにはソースコードを理解し専門的なスキルが必要です。
またセキュリティ面でも不安が残るため、オープンソースのワークフローシステムを利用するには、やはりエンジニアが必要でしょう。
オープンソースのメリット・デメリットを把握した上で、クラウド版やオンプレミス版とも比較して検討してみましょう。
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各ワークフローシステムの特徴をわかりやすくまとめたので、これからワークフローシステムを導入しようかな?と検討している場合はぜひ参考にしてください。
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